「チーム」が Teams の中核機能である理由
チームか? チャットか?
Teams の利用を開始するときに、どの機能から訴求をはじめるかについて、結構意見が分かれます。分かり易いチャットか? 中核機能のチームか? なかなか難しい問題です。
なぜ「チーム」は Teams の中核機能なのか?
Teams という名称ですから、チーム(team)が Teams の中核機能であることは、なんとなく理解しやすい点かと思います。英語的にはチームの複数がチームズなわけですから。
タイムライン表示のチャットコミュニケーション
それでは、なぜチャットが多様されるのでしょうか? それはおそらく日本でも極めて多くのユーザーが利用している他のチャットアプリ群と使い方がほとんど同じ、という使いやすさが大きな理由だとおもっています。新しいツールを利用するハードルがとても低いということになりますね。
このチャットコミュニケーションの大きな特徴はタイムライン表示であるということにあります。
上の画面はそれを示していますが、このタイムライン表示の最大の問題は最後の「了解」がどのメッセージに対する返事なのかよくわからない点にあります。
スレッド化できるチームの会話
チャット機能とは別に Teams では「チーム」という機能が用意されています。単なるチャットグループとは全く異なる機能です。上に表示したチャットも実は3名のチャットグループです。
このチームの機能は、多様な点で Teams の中核機能というにふさわしい特徴を持っていますが、その一つが「会話のスレッド化」です。
Teams では、チームの中のチャットを「投稿」と呼んでいます。投稿は、内容ごとに一つのまとまりにできる特徴を持っています。
上のチャットと全く同じ内容をチームの投稿で再現しました。
綺麗に二つのスレッドに分割されていることが分かりますね。結果、最後の「了解」は何に対する返信かも明確です。後から振り返ったときにも、投稿の流れが一目瞭然でわかるという非常に大きなメリットがあります。
投稿に誰かが書き込むと、スレッド化された会話は、まとめて一番下に表示されます。そのため、流れを見失うことはないのです。この機能を十分に利用することで、単なるタイムラインのチャットコミュニケーションとは全く異なる次元の効率化が実現するのです。
チャットコミュニケーションツールの中には、スレッド化できないものも沢山あり、スレッド化できても使い易さの次元は異なるかもしません。
チャットの利用シーンはそれなりにありますが、せっかく Teams をご利用いただくのであれば、このチームでの投稿機能を堪能して頂きたいと考えております。
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