フィリピンでのコーヒーの淹れ方
前回、フィリピンは良質のコーヒーの産地であることをお伝えしました。
そのフィリピンではどのようにコーヒーが飲まれているのでしょうか?
コーヒーを淹れる方法
コーヒーの淹れ方にはいろいろな方法があります。
- ドリップ
ペーパードリップの他、金属ドリップもあります。またペーパードリップには、さまざまな方法があります。
マニア向けには、ネルドリップなどもありますね。 - コーヒープレス
紅茶を淹れるときに利用する器具と同じものを使います。これはコーヒーにも使われます。 - サイフォン
昔は流行りました。サイフォンで淹れるコーヒーこそがコーヒー、みたいな時代もあったかもしれません。今でも古い喫茶店にはサイフォンが並んでいるところがありますね。 - 水出し
アイスコーヒーの場合は、水出しなどもありますね。
それぞれに淹れた後の結果には違いがあります。
コーヒープレス
フィリピンでは、コーヒープレスが一般的なように見えます。調査結果を調べたわけでもなく、私が現地で見た限りでの情報なので、情報の正確性については保証できません。
でも、かなりの確率でコーヒープレスに淹れて出てきて、自分がいいと思うタイミングで、フィルターを下げて飲む、というパターンが多かったです。
コーヒーには、コーヒーオイルという独特のコクを出す成分があり、ペーパードリップだと、このコーヒーオイルがフィルターを通過出来なくて、濾過させてしまいます。コーヒープレスの場合は、ある程度コーヒーオイルを通過させます。また、基本的には、コーヒープレスの場合は、沸騰したお湯をそのまま注ぎます。結果として、コーヒーのさまざまな要素がいろいろと抽出され、ある程度コーヒーオイルも抽出されるので、深い味わいが実現します。
私自身は、金属フィルタードリップか、このコーヒープレスで淹れたときのシベットコーヒーの味が好きです。
フィリピンのコーヒーショップ
フィリピンにも日本にあるようなさまざまなコーヒーチェーンショップがあります。もちろん、スターバックスは定番で、日本と変わらないコーヒーを提供します。その他にも、いくつかのコーヒーショップブランドがあり、日本と同様に wifi なども提供していて、仕事で出張したときなどには、利用していました。
そんなコーヒーショップでは、もちろんシベットコーヒー(ジャコウネココーヒー、コピルアク)は売られていません。
街中を探してもシベットコーヒーを見つけることはそれほど簡単ではありません。時にべらぼうに高価なシベットコーヒーに出会うこともありますが、高価なものが必ずしも高品質とは限りません。
これまで、フィリピンは総じてプロモーションが上手ではありませんでした。バナナは、プランテーションで有名ですが、それは主に外国資本によって運営されているものが多いです。ココナッツは数少ないフィリピンの特産物と知られている農産物です。これには、国も力を淹れていて、ココナッツ庁があるぐらいです。ただ、その他にもカカオやコーヒーなど、良質のものが生産されます。次第に国全体でこれらに力をいれるようになってきていて、日本でも普及していくに違いないと考えています。
ということで少し話はそれましたが、良いコーヒー豆を入手したら、一度はコーヒープレスで淹れて試してみてください。
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