フィリピンとコーヒー

フィリピンでコーヒー?

コーヒーの名前には、その産地がついていることが多いですね。キリマンジャロ、ブラジル、コロンビア、などなど。マンデリンはインドネシアの民族の名前。ようは産地と同様ですね。

でも、その中に決してフィリピンは出てこない。だから、フィリピンで良質のコーヒーが取れる、ということを知っている人は少ないです。

でも、下図を見てください。コーヒーベルトと呼ばれるものです。

コーヒーベルト

コーヒーベルト

見事にフィリピンが入っていることが分かります。ちょうど真ん中あたりにあるのがフィリピンです。つまり気候的にもフィリピンで良質のコーヒーが取れることは間違いないわけです。

特別なコーヒー

なぜフィリピンのコーヒーが広まらなかったかといえば、いくつかの理由が推測出来ますが、ここは素人考えを披露することはやめましょう。フィリピンでも特に近年では、さまざまな種類のコーヒーを販売するようになりました。弊社でも販売している「バラココーヒー」は、フィリピンのコーヒーとして有名なものです。

もう一つ、フィリピンには特別なコーヒーがあります。インドネシア産で有名になった、「コピ・ルアク」、つまりジャコウネココーヒーです。

フィリピンの現地語では、カペアラミドと言いますが、英語が広く使われているフィリピンではむしろシベットコーヒーと呼ばれることが多いです。シベット=ジャコウネコです。

コピ・ルアクは、いくつかの映画で有名になりました。『最高の人生の見つけ方』ではしょっちゅう出てくるし、日本映画の『かもめ食堂』では、コーヒーを美味しくするおまじないとして登場します。もちろん本物のコピルアクも登場します。

フィリピンにもジャコウネコが生息しているので、ジャコウネココーヒーの生産が出来るわけです。インドネシア産は、有名になったが故に、少し荒らされてしまったこともあるようです。フィリピンは、その知名度の低さと、キリスト教国らしい動物愛護の精神が重なって、放し飼いにされたジャコウネコが算出するシベットコーヒーがそれなりの量、生産されています。

ジャコウネコの「ジャコウ」

そもそも「ジャコウ」ってなんだ? と思った方も多いでしょう。

ジャコウは、古いときから、香りや薬用に利用されています。もともとはジャコウジカから取られます。同様の成分を発する動物などに「ジャコウ」とつけるようになったと聞いています。ジャコウネコもその一つです。その香りは素晴らしく、有名な香水にも利用されていると言われています。

ジャコウネココーヒー、つまりシベットコーヒーは、その素晴らしい香りが希有のものです。味のバランスは良く、「コーヒーの王様」とか「幻のコーヒー」などと呼ばれています。ジャコウネココーヒーは、ジャコウネコが完熟したコーヒー豆を食することで生産されます。なので、その生産量に限りがあることは明らかです。それが「幻のコーヒー」と呼ばれる所以です。

記念に、プレゼントに、お祝いに、そして自分へのご褒美にも

ジャコウネココーヒーは希少性が高いため、一般にはとても高価に販売されています。しかし、弊社では、生産者との直接取引で、コンスタントに割安で、輸入しています。しかも、質が高いと言われているフィリピン産です。フィリピンに特化しているから可能とも言えます。

一度お試しください。

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